この世界にありがとう

君にハマリウスしちゃった。

青い恋人って実はこうなるのではないかという話(?)

先に言っておきます

(声を大にして)

 

これはマリウス担の盛大なる曲による夢物語ですから!

それを念頭における人だけどうぞ。

 

彼と付き合って半年以上が過ぎた。

突然 「今度のデートはさ、ここのホテルでディナーに行こっか?」というお誘い。

 

あ〜〜またデートか〜楽しみ☺️って感じだけど普段に比べてホテルのレストランでディナーだなんてオシャレだし大人だなと思って

「なんでそれにしたの?」なんてきいてみると「だって行きたいっていってたでしょ?それを思い出してさ」

そういえばかなり昔にはなるけどデートでこのホテルの近くを歩いた時そんなこと言ったけ?なんて記憶を思い出しながらまた彼とのデートができる幸せを噛み締めていた。

 

 

当日の待ち合わせ。

早めに着いたわたしはホテルのレストランというのでちゃんとしなきゃときにしてトイレで身だしなみを再確認。あまりなれないドレスコードに近い服装なので確認を念入りに…

予定より早めかなと思いつつも待ち合わせの場所に行くと(ほんとはあの白ジャケットがいいけど目立ちすぎるけどその辺はお任せです)かっちりジャケット姿の彼が窓際で立っていた。

どこか一点を真剣に見つめるその顔や立ち姿にまたときめいてしまう。

そんな姿の彼に駆け寄って声を掛けるとまたいつものような屈託のない天使のような笑顔になる。

 

普段もたまに彼のおすすめでお洒落なレストランには行くこともあるが今回のディナーは頑張ってくれたのか窓際の眺めのいい席。見たことや聞いたことのない名前の料理を目の前に私はバカなのでいちいち反応してしまう。

あ〜〜またバカなことをやってしまった〜ほんとバカだわ…

って思ってると目の前にはクスクス笑う彼。

わたしのこんなくだらない反応ですら笑ってくれる彼はほんとに優しいと思う。

 

料理も終盤になってきた頃彼の表情というかオーラというか何かが急に変わった気がした。どう変わったのかは私のような人間の語彙力では表しにくいほどの変化。

でも変化したことはわかる。

 

なんて考えながら水のグラスに視線を移して水を飲み、飲み終えたグラスをテーブルに置き目線を彼に移すとジッと見つめられた。

あまりにもその視線というか、顔がさっきの待ち合わせの時の一点を見つめる顔と同じでびっくりしつつも何事もないかのように装った。すると彼が口を開く。

「今日楽しかった?美味しかった?」もちろん私の答えはYesである

「ならよかった、またこうやって二人で色々思い出作りたいね」なんて言って

私はまたYesで答える

ここで終わりそうな気もするが何か違う。

 

 

 

「………Will you marry me?」

 

 

 

 

突然の英語。英語はそこまで得意ではないがある程度はわかるしそのフレーズ?????でも彼の表情はふざけたりジョークを挟む時のものとは違うしトーンも全然違う。

動揺を隠せない私に

「流石に英語はやり過ぎたかな…?でも気持ちはどう表したって同じだし変わらないよ」 

「君を幸せにする」

という。その言葉は嘘ではないことが半年彼といるからかもしれないが伝わってくる。

本当にいいのか戸惑いがありながらも私は素直にYesで答える。

わからないが涙が止まらない。すると彼はポケットから小さな箱と指輪を出す。小さな宝石の入ったシンプルな指輪。それを私の薬指へゆっくりとはめる。きらめく左手をあげながら夢のような現実を噛みしめる。

 

帰り道、手を繋いで歩く。今日は星空が見えるような夜。そんな空と繋がれた手から伝わる温もり。こんな時間が続けばいいななんて思いながら送ってもらう日もあったがこれからはそんな時間が続いていくお揃いの未来があるから。

 

To be continue…………

 

しねえよ!!!!!!

わたしの頭の中だけだぞ!!!目を覚ませ!!!!!

 

お付き合い頂きありがとうございました。